2020-09-24 日本下水道事業団 技術戦略部 資源エネルギー技術課
〇井上善之・小倉一輝・桑嶋知哉
事後調査の目的
• 導入実績多数
JSで43件の導入が決定
地方自治体の直接発注案件で48基が導入済
• 更なる導入を促進、導入後のフォローアップのため
実際の性能発揮状況を確認
一部で発生した不具合の状況を把握
維持管理者から改善要望を確認
詳細な汚泥性状分析を行い、性能への影響を調査
事後調査のまとめ
試運転および日常運転データから
→脱水機としての基本的な性能は確認されたが、OD汚泥については、日常の運転で性能未達成の施設もあった
→→OD汚泥については、性能見直しなどの対応が必要と判断
不具合、要望事項から
→大型化した外筒カバ-の維持管理性向上や、洗浄ノズルやストレーナの閉塞、脱水条件調整が困難などが多く聞かれた。
→→外筒カバー形状の見直しや、供給水質などの確認が必要
汚泥性状の詳細調査結果から
→処理性能への影響が疑われる因子として、粗たんぱく質(嫌気性消化、OD)、有機酸(ODのみ)などで、相関が見られた。
→→今年度実施予定の機内2液遠心、SPⅡ型において継続調査