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バイオガスからメタンを除去するグラフェンフィルター

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2019/10/10 オーストラリア連邦ニューサウスウェールズ大学 (UNSW)

(UNSW scientists design graphene filter to purify methane from biogas)

wastewater

・ UNSW は、同大学が開発したグラフェンによる浄水フィルターで、廃水処理で発生したバイオガスからメタンを精製する新たなアプリケーションを発見。

・ グラフェンメンブレンが、廃水処理施設での有機物の分解中に発生するバイオガスからメタンを抽出できることを研究室レベルで実証。再生可能エネルギー源の供給が期待できる。

・ バイオガスはメタンと不純物との混合物で、廃水処理の嫌気性消化中にバクテリアが生分解性材料を分離する過程で発生する。

・ 同大学の Graphene Team は、Sydney Water 社とパートナーシップを組み、従来の飲料水浄水過程で残存する天然有機物を 99%超除去する、のグラフェンベースフィルターの研究室での実証に成功している。

・ バイオガスに含まれる貴重なメタンを浄化できる、よりコスト効果的で簡易な技術へのニーズは高まっている。

・ Sydney Water 社では、現在、廃水処理で発生したバイオガスを使用してエネルギーを生成。グラフェンの使用によりメタンをより多く回収でき、同社の要件を上回るメタン利用の可能性が期待できる。将来的には、生成したメタンをバスの燃料として利用することも可能。循環型経済の創出に貢献できると考える。

・ 高純度のメタンを他のアプリケーションで使用する可能性のため、本技術は廃水処理や再生可能エネルギー関連の産業にとって朗報と考える。グラフェンベースのメンブレンは、混合ガスから二酸化炭素を除去することも可能。

・ 2018 年にシドニー西部にある Sydney Water 社の Nepean Water Filtration Plant のサンプルで試験を実施。大気圧下で高水流を維持しながら天然有機をほぼ 100%除去した。Sydney Water 社では、 9 つの浄水場の内の 1 施設や、海水淡水化工場で処理した飲料水 15 億リットルを毎日供給している。

・ UNSW と Sydney Water 社は、過去 4 年間にわたりグラフェンメンブレンを設計。現在、商業化へのスケールアップを図っている。今後 5 年以内には、開発したグラフェンメンブレンを Sydney Water 社のプラントで試験的に使用する予定。

URL: https://newsroom.unsw.edu.au/news/science-tech/unsw-scientists-design-graphene-filterpurify-methane-biogas

(関連情報)

関連する過去記事(2018/3/14 発表)

Revolutionary new filter can improve drinking water quality

URL: https://newsroom.unsw.edu.au/news/science-tech/revolutionary-new-filter-can-improvedrinking-water-quality

<NEDO海外技術情報より>

UNSW scientists design graphene filter to purify methane from biogas

10 OCT 2019

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