ODA(Project for Capacity Building of Reproductive Health and Family Care Service in Central and Western Region)
- 国名 中華人民共和国
- 事業 技術協力
- 課題 保健医療
- 協力期間 2006年4月〜2009年3月
プロジェクト紹介
中国政府は1970年代以降の家族計画政策によって低い出生水準を維持できるようになり、住民の健康的な生活の質の向上を重視する家族計画政策へと徐々に転換してきました。その一方で、経済発展が立ち遅れた中西部地域(20省・自治区・直轄市)では、リプロダクティブヘルス(RH)・家庭保健サービスが十分に展開・普及できておらず、感染症の蔓延、流動人口の増加、急速な高齢化等の新たな課題にも直面していました。本協力は、中国リプロダクティブヘルス・家庭保健研修センター(注)における研修の強化を通じて、中西部地域のRH・家庭保健サービス提供機関の能力向上を図り、RH・家庭保健状況の改善に寄与しました。
(注)国家人口計画生育員会の所属機関。江蘇省太倉市政府が施設を建設し、日本の無償資金協力で機材整備を行い、本事業開始前の2005年に開所された。
協力地域地図
事業評価
協力現場の写真
2005年に中国リプロダクティブヘルス・家庭保健研修センター(CTC)がオープン。
2006年からは同研修センターを拠点として、特に中西部地域のリプロダクティブヘルス・家庭保健サービスの提供能力の向上を目指し、技術協力プロジェクトが始まりました。
プロジェクトサイトの関係者は研修を通じて問題分析、目的分析を行い、グループごとにPDMを作成し、発表を行いました。
プロジェクトサイトの関係者がSWOT分析を行う様子。
プロジェクトサイトでは積極的に住民に対し健康診断、健康相談、健康教育を実施しました。
プロジェクトサイトでは健康相談を一人ひとりに対し丁寧に行うようになりました。
プロジェクトサイトでは村民に対し分かりやすい健康教育を行うようになりました。