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リーファーコンテナエリアへのルーフシェード設置効果の評価手法の提案

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2023-11-17 国土技術政策総合研究所

国総研研究報告 第 73 号

【概   要】
港湾においてエネルギー消費の大きな割合を占めるリーファーコンテナ(RC)の省エネ・脱炭素化対策に関する実証研究は少なく,研究と実践のギャップが港湾の意思決定者の課題となっている.本稿では,博多港のRCエリアに設置されたルーフシェードの設置効果を評価するシミュレーションモデルにより省エネ効果を推計し,その結果を用いて経済性を分析する方法を提案し,他地域への適用の可能性について評価した.気象庁データを用いることで季節別,地域別の省エネ効果の算定が可能となり,省エネ率は夏季より冬季が,温暖な地域より寒冷な地域が大きい可能性があることが明らかとなった.本稿の成果は港湾の意思決定者がルーフシェード導入の事前評価を行うための有力なツールとなるため,世界の港湾の省エネ・脱炭素化に貢献することが期待される.

【担当研究室】
港湾・沿岸海洋研究部

【執 筆 者】
杉村佳寿,篠田岳思


研究報告全文

全 文

1,935KB

目 次
1. はじめに
2. 先行研究の整理

3. ルーフシェードの概要と設置効果検証実験
3.1 博多港の概要
3.2 ルーフシェードの設計と運用システム
3.3 ルーフシェード設置効果の検証実験

4. 温熱シミュレーションモデル
5. 博多港における夏季の省エネ効果の推計
6. シミュレーションモデルの他季節及び他地域への適用
7. 経済性分析
8. おわりに
参考文献

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0905港湾及び空港0911建設環境
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