2026-08-27 運輸安全委員会
九州旅客鉄道(JR九州)の日南線で、2025年8月31日、日南駅―飫肥駅間を走行していた上り列車が、遮断機のない第3種踏切道「県営住宅踏切道」に進入した軽自動車と衝突する事故が発生した。列車の運転士は約65km/hで走行中、踏切右側から進入する軽自動車を認め、気笛を鳴らすとともに非常停止手配を行ったが、衝突を回避できなかった。この事故で軽自動車の運転者が死亡した。事故原因については、列車が接近している状況で軽自動車が踏切内に進入したためと推定されている。ただし、運転者が死亡しているため、進入した詳細な理由は明らかにできなかった。事故現場が遮断機のない第3種踏切であったことから、踏切の安全設備と列車・自動車双方の安全確保が重要な課題となる事例である。

<関連情報>
- https://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/railway/detail.php?id=2045
- https://jtsb.mlit.go.jp/railway/rep-acci/RA2026-5-1.pdf
- https://jtsb.mlit.go.jp/railway/p-pdf/RA2026-5-1-p.pdf
概要
九州旅客鉄道株式会社の油津駅発宮崎駅行き上り第1932D列車の運転士は、令和7年8月31日(日)、日南線の日南駅~飫肥駅間を速度約65km/hで走行中、県営住宅踏切道(第3種踏切道)の右側から同踏切道に進入してくる軽自動車を認めたため、気笛を吹鳴するとともに非常停止手配を執ったが、同列車は同踏切道内に進入した同軽自動車と衝突した。
この事故により、同軽自動車の運転者が死亡した。
原因
本事故は、踏切遮断機が設けられていない第3種踏切道である県営住宅踏切道に列車が接近している状況において、軽自動車が同踏切道に進入したため、同列車と衝突したことにより発生したものと推定される。
列車が接近している状況で同軽自動車が同踏切道に進入したことについては、同軽自動車の運転者が死亡しているため、詳細を明らかにすることはできなかった。

