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世界初,カーボンニュートラルな「ブルーアンモニア」を利用する混焼試験を実施

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CO₂フリーアンモニアのバリューチェーン構築に向けて,燃料製造側と利用側をつなぐ

2020-10-23 株式会社 IHI

株式会社 IHI(社長:井手 博,本社:東京都江東区,以下「IHI」)は,一般財団法人日本エネルギー経済研究所(以下「IEEJ」)とサウジアラビアン・オイル・カンパニー(以下「サウジアラムコ」)が進める,ブルーアンモニアのサプライチェーン実証試験(*1)に協力しております。このブルーアンモニアの一部を,2,000kW級ガスタービンの燃料として利用する混焼試験を,横浜事業所(神奈川県横浜市)で26日に開始します。

このブルーアンモニアは,天然ガスからアンモニアを製造する際,排出されるCO₂を分離回収して,EOR(石油増進回収)やCCU(CO₂回収貯留)に利用することから,カーボンニュートラルな燃料として,「ブルー」アンモニアと呼ばれています。

IHIは,国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの委託事業(*2)で,ガスタービンと石炭火力用バーナにおいて,アンモニア混焼技術の高度化に関する研究開発を実施しています。ガスタービンでは,熱量比率50%以上のアンモニア混焼を目指し開発を行っており,このたび,天然ガスとアンモニアの混焼試験で,ブルーアンモニアの使用を開始します。また,石炭火力用ボイラでは,相生工場(兵庫県相生市)内の大容量燃焼試験設備における微粉炭とアンモニアの混焼試験にて,ブルーアンモニアを使用しました。これらは,ブルーアンモニアを用いた世界初の混焼試験です。

アンモニアは,発電等に直接利用が可能であり,燃焼時にCO₂を出さない燃料として,温室効果ガスの排出量削減に大きな利点があると期待されています。また,すでに肥料・工業原料に広く使用されており,供給インフラに技術的な問題がないことから,早期に社会実装が可能と考えられています。

CO₂を排出しない燃料としてのアンモニアの社会実装は,燃料の製造側と利用側がともに取り組むことで実現します。今回の試験は,製造側と利用側を繋げる重要な一歩です。IHIは,今後ともアンモニアのエネルギー利用による脱CO₂への貢献を目指し,技術開発を進めて参ります。

【脚注】

(*1)サプライチェーン実証試験:詳細はIEEJプレスリリース(2020年10月13日付け)をご覧ください。

URL:https://eneken.ieej.or.jp/press/press201013_jp.pdf

(*2)NEDO委託事業:

・件名:次世代火力発電等技術開発/次世代火力発電技術推進事業/アンモニア混焼火力発電技術の先導研究

・テーマ:〔1〕「微粉炭焚ボイラにおけるマルチバーナ対応アンモニア混焼技術の研究開発」

(株式会社IHI、一般財団法人 電力中央研究所、国立大学法人 大阪大学)

〔2〕「液体アンモニア直接噴霧ガスタービンシステムの研究開発」

(株式会社IHI,国立大学法人 東北大学,国立研究開発法人 産業技術総合研究所)

・事業期間:2019年度~2020年度

【関連画像】

アンモニア混焼ガスタービン試験設備(IHI 横浜事業所内)

アンモニア混焼ガスタービン試験設備(IHI 横浜事業所内)

大容量燃焼試験設備

大容量燃焼試験設備(IHI 相生事業所内)

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