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土木研究所と国交省・九州技術、川づくりをVRで推進

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2019-06-03 国立研究開発法人土木研究所,国土交通省九州技術事務所

1 結論(要点)

   国立研究開発法人土木研究所(茨城県つくば市)と国土交通省九州地方整備局九州技術事務 所(福岡県久留米市)は、VR(Virtual Reality: 仮想現実)技術を導入した川づくりの検討を今 年度から開始します。

  3 次元データを活用した川づくりを推進する土木研究所と、土木建設分野における防災面で の VR 技術の導入に向けた技術開発を行っている九州技術事務所が連携協力することで、一段 レベルの高い魅力あふれる川づくりを推進します。

 2 経緯(説明背景)

   国土交通省が進めている河川 CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング /マネージメント)は、建設事業の各段階において3 次元モデルの活用を進めていますが、設計面などで改良の余地があります。

  土木研究所では、河川の3次元設計を目指して、無料で公開されている数値シミュレーショ ンソフトウェアである iRIC(アイリック)をベースとし、UAV(ドローン等の無人航空機)等 による 3 次元測量データを活用した次世代川づくり支援ツールの開発を行っています。

   九州技術事務所では、災害復旧等の設計・施工をスピーディーに進めるため VR 技術を研究 しており、災害現場を迅速に 3 次元モデル化する技術や、ゲームエンジンを搭載した市販ソフ トを使って、従来よりも低コスト、短時間で VR 空間を構築して編集するなどの技術開発を行 っています。

    この連携協力により、3年以内をめどに VR 技術を用いた川づくりを本格化させ、自然環境や 景観に配慮した一段レベルの高い魅力あふれる川づくりを可能とする技術開発を実施します。

問い合わせ先:

   国立研究開発法人土木研究所 水環境研究グループ 自然共生研究センター

      センター⻑ 中村 圭吾、

      主任研究員 林田 寿文

   国土交通省九州地方整備局 九州技術事務所

      技術副所⻑ 植田 定

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