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フィリピン:難防除病害管理技術の創出によるバナナ・カカオの持続的生産体制の確立プロジェクト

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ODA: The Project for the Development of Novel Disease Management Systems for Banana and Cacao

国名 フィリピン
事業 技術協力
課題 農業開発/農村開発
協力期間 2021年11月〜2026年11月

プロジェクト紹介

フィリピンでは全就労人口のおよそ25パーセントが農業セクターに従事していますが、GDPに占める割合は9.7パーセント(2016)にとどまり、生産性の低迷が指摘されています。また、農業従事者の減少や高齢化、貧困層の約7割が農村部に暮らしているとの推定からも、農業生産性と農家所得の向上が課題となっています。
このような背景から、同国の最重要輸出用換金作物であるバナナ、並びに世界的に需要が増えているカカオについて、国を挙げて増産に取り組んでいますが、これらの作物における病害が拡大しており、特にバナナの被害は甚大で、防除技術開発が急がれています。
この協力はミンダナオ島を中心とするバナナとカカオの生産地域において、両作物の主要病害が認められる圃場(ほじょう)から採取・分離した菌類の多様性解明のための生息域外保全システムを構築するとともに、病害を抑制するための新規技術の開発、産官学連携システム構築を行うことにより、環境・社会・経済的観点を踏まえた統合的病害制御技術体系の確立を図り、両作物の病害制御ひいては持続的生産と安定供給の実現に寄与します。

事業評価

評価結果

(出典:外務省ODAホームページ、JICA)

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