ad

トンネルの更新技術に関する共同研究報告書-クイックreインバート 設計・施工マニュアル(案)-

ad

2026-09-30 土木研究所

土木研究所道路技術研究グループ・トンネルチームは、盤ぶくれが生じた道路トンネルのインバート更新を効率化する**「クイックreインバート」工法を開発し、設計・施工マニュアル(案)として取りまとめた。従来、インバート未施工区間などの更新では、一般車両の通行を確保するため中央に土留め壁を設置し、片側1車線ずつ施工する必要があり、親杭の打設や横矢板の設置・撤去に時間を要するとともに、通行車両に近接した作業による接触リスクも課題となっていた。本工法では、従来の親杭横矢板土留めをU型土留め**に変更し、親杭打設や横矢板作業を省略するとともに、土留め作業と並行してインバートの掘削、型枠、コンクリート打設、埋戻しの一部を行えるようにした。これにより施工効率を高め、交通規制期間の短縮と一般車両との近接作業の削減を図る。試験施工、実大載荷実験、実工事で施工性と構造安定性を確認し、適用条件、設計・施工上の留意点を整理した。

トンネルの更新技術に関する共同研究報告書-クイックreインバート 設計・施工マニュアル(案)-

<関連情報>

トンネルの更新技術に関する共同研究報告書-クイックreインバート 設計・施工マニュアル(案)-

共同研究報告書 第643号 2026/09/30
道路技術研究グループ トンネルチーム
日下敦、森本智、菊地浩貴

抄録

道路トンネルに盤ぶくれが生じた場合、状況に応じて、インバート未施工区間にインバートを追加設置するなどの更新工事が必要となる。これらの工事では、一般車両の通行を確保するため、片側車線を規制した後、道路の中央に土留め壁を設置し、片側1車線ずつ分割してインバートを施工する場合が多い。この場合、親杭打設に時間を要することや狭いスペースでの作業となり施工効率が悪いといったことから、交通規制に要する期間が長くなることが多い。また、一般車両と近接した作業となり接触リスクの懸念がある。 本報告書は、2車線以上の道路トンネルを対象に、片側1車線の一般車両の通行を確保した状態で効率的にインバートを更新する「クイックreインバート」の設計・施工マニュアル(案)としてとりまとめたものである。従来の親杭横矢板土留めからU型土留めに変更し、親杭の打設や横矢板の搬入・設置・撤去作業をなくしたほか、土留め作業と同時に一部のインバート掘削・型枠・コンクリート打設・埋戻し作業が可能となる工法である。本工法を採用することで土留め作業が効率化されるため交通規制期間の短縮が可能となるほか、一般車両との近接した作業が削減されるため接触リスクを低減できる。 本報告書では、研究の目的、工法の概要及び特徴、適用条件、設計、施工について留意点等を示している。また、巻末には、施工性を確認した試験施工の結果、U型土留めの本体利用が構造安定性に与える影響を確認した実大載荷実験の結果、および実工事の施工について報告している。

0909トンネル
ad
ad
Follow
ad
ad
タイトルとURLをコピーしました