ODA(Project on Nationwide Dissemination of Community Policing)
- 国名 ブラジル [協力地域地図]
- 協力期間 2015年1月~2018年1月
- 事業 技術協力
- 課題 ガバナンス
プロジェクトの紹介
犯罪発生率が高いブラジルでは、治安の改善とその維持が重要な課題となっています。サンパウロ州警察は犯罪の予防が不可欠であるとし、1990年代に地域警察活動を導入し、1997年からは日本式地域警察モデルの運用を開始しています。しかし、国内で最も地域警察活動が進んでいるサンパウロ州においても交番ごとに取組みの質・レベルに差がありました。この協力では、研修などの指導を通じて、ブラジル側関係機関が自立的かつ継続的に地域警察活動を普及する体制を構築し、ブラジルの状況に適した地域警察活動が全国に普及されることに寄与します。
協力現場の様子
キャプション
- サンパウロ市内のラニエリ交番を訪れた大橋専門家他。「交番」は、日本への敬意を込めて、現地でもそのまま“KOBAN”と呼ばれている。
- サンタカタリーナ州での視察時にカウンターパートと議論する大橋専門家
- 商店に対する巡回連絡の様子を視察し、アドバイスをする大橋専門家
- バナナの葉を屋根にした交番を視察する大橋専門家
- 地域警察セミナーで日本の地域警察について講演する大橋専門家
- パラナ州の交番を視察し、交替制勤務について確認する大橋専門家と仲谷専門家
- 移動式交番の説明を受ける小野里専門家
- 警察が住民に治安への関心を高めてもらうため実施しているマラソン大会について説明を受ける大橋専門家と渡邉専門家