2026-06-30 鹿島建設株式会社,東北大学,宇都宮大学,JFEスチール株式会社
鹿島建設、東北大学、宇都宮大学、JFEスチールは、製鉄副産物である製鋼スラグに排ガス由来のCO₂を固定した「炭酸化スラグ」をコンクリート用混和材として利用する技術について、実用化の見通しを得た。炭酸化スラグは1トン当たり約280kgのCO₂を炭酸カルシウムとして安定固定できるほか、コンクリートの圧縮強度を向上させることが確認された。特に高炉スラグ微粉末を多用した低セメント型コンクリートでは、材齢1日で約2.6倍、28日で約1.4倍の強度を示し、早期脱型による施工効率向上とセメント使用量削減によるCO₂排出低減が期待される。研究ではJFEスチールが炭酸化スラグ製造、鹿島が配合技術、東北大学が強度発現メカニズム解析、宇都宮大学が耐久性評価を担当した。今後は製造プロセスや耐久性評価をさらに進め、2029年度の実構造物への適用を目指し、脱炭素型コンクリートの社会実装を推進する。

炭酸化スラグ
<関連情報>
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山野 泰明・星野 建・皆川 浩・久田 真
