ベトナム：衛星情報の活用による災害・気候変動対策事業（2）

ODA(Project for Disaster and Climate Change Countermeasures Using Earth Observation Satellite (2))

国名　ベトナム

事業　有償資金協力

課題　水資源・防災

借款契約（L/A）調印　2022年5月

借款契約額　188.71億円

プロジェクト紹介

ベトナムは、世界でも有数の災害多発国の一つであり、台風や豪雨による風水害が頻発しています。また、人口の7割以上が風水害の影響を受けやすい地域に居住しており、人命及び社会経済資本の喪失防止のためにも、災害応急対策及び災害被害軽減・予防対策の推進が喫緊の課題となっています。
同国が所有する地球観測衛星（光学衛星1基）は、観測可能な時間帯や天候等の制約があり、常時観測が出来ないため、悪天候時や夜間でも観測が可能な他国所有の衛星観測データを災害発生時に入手し、地上観測データと補完しつつ対応しています。しかし、災害発生時の被災状況等を迅速に把握するためにも、自国の地球観測衛星によるモニタリング体制強化が急務となっています。
この協力では、ハノイ市ホアラック地区において、地球観測衛星の開発・利用に必要な関連施設の調達・整備とそれら施設における衛星観測データ利用のための人材育成を行うことより、災害・気候変動の為の計画立案及び災害対応体制の強化を図り、同国の減災に寄与します。

事業評価

評価結果

（出典：外務省ODAホームページ、JICA)