ODA(Industrial Promotion Project)
- 国名 パレスチナ
- 協力期間 2019年3月〜2022年3月
- 事業 技術協力
- 課題 民間セクター開発
プロジェクトの紹介
パレスチナのジェリコ農産加工団地(JAIP)は、日本政府が提唱した「平和と繁栄回廊構想」の旗艦事業で、JICA支援の下、運営能力・サービス機能強化に取り組んできました。JAIPの持続的な開発、発展のためには、外国企業を含む優良企業の誘致促進とそのための環境整備などの課題があります。他方、同国の民間企業のほとんどが零細中小企業ですが、GDPの約24パーセントを占め、雇用の面でも重要な役割を果たしています。JICAは、零細中小企業が質の高いビジネス開発サービス(BDS)が提供できる仕組みづくりを支援していますが、同国全域に定着するよう、BDS提供者となるナショナル・エキスパートの更なる育成、質の確保が課題となっています。この協力では、工業団地に関する法的な枠組みの見直し、JAIPの開発・運営事業者によるビジネスプランの見直しと実施の促進、零細中小企業向けのビジネス・アドバイザリー・サービス制度の整備を支援します。これにより、JAIPへの投資の増加と同国企業活動の活性化に貢献します。
事業評価情報
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)