ODA(North South Commuter Railway Project(Malolos – Tutuban)II)
- 国名 フィリピン
- 事業 有償資金協力
- 課題 運輸交通
- 借款契約(L/A)調印 2023年2月
- 借款契約額 1070億円
プロジェクト紹介
フィリピンでは、人口の過密化にも関わらず、首都圏内の主要な都市鉄道三路線(うち、二路線は軽量)の総延長は50kmにとどまるなど、大量輸送手段としての軌道系公共交通の整備状況は遅れており、マニラ首都圏及び近郊の交通渋滞は深刻化しています。渋滞による経済的損失は大きいため、マニラ首都圏の混雑を解消し、持続的な郊外開発を促進することは喫緊の課題となっています。
本事業は、メガマニラ圏において、マニラ首都圏の南北軸の近郊と首都圏を結ぶ「南北通勤鉄道事業」のうち、北方のブラカン州マロロス市から首都圏マニラ市ツツバンまでの区間の整備を実施します。これにより、マニラ首都圏の交通ネットワークの強化とその深刻な交通渋滞の緩和を図り、もってマニラ首都圏の経済圏の拡大とその大気汚染や気候変動の緩和を目指します。
① 事業の目的
本事業は、メガマニラ圏において、マニラ首都圏の南北軸の近郊と首都圏を結ぶ「南北通勤鉄道事業」のうち、北方のブラカン州マロロス市から首都圏マニラ市ツツバンまでの区間の整備を実施することにより、マニラ首都圏の交通ネットワークの強化とその深刻な交通渋滞の緩和を図り、もってマニラ首都圏の経済圏の拡大とその大気汚染や気候変動の緩和に寄与するもの。
② 事業内容
1)土木・建築工事(本線(約 37.7 ㎞)及び車両基地)
2)鉄道システム整備(電気・機械・信号・通信)
3)車両調達(104 両)
4)コンサルティング・サービス(詳細設計のレビュー、入札支援、施工監理、瑕疵担保期間の対応、関連事業との調整支援)
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)