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既存住宅の住まいながら液状化対策工法

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住みながら宅地境界を地盤改良壁で囲む液状化対策工法

第 22回 国土技術開発賞 最優秀賞

応募者名:株式会社竹中土木/ケミカルグラウト株式会社
技術開発者:〔株式会社竹中土木〕 平井 卓・小西 一生/〔ケミカルグラウト株式会社〕 土屋 勉
共同開発者:株式会社竹中工務店

技術の概要

・東日本大震災で発生した住宅地の液状化被害に対する恒久対策ニーズに対応
・従来不可能であった既存宅地に居住したままの液状化対策を世界に先駆けて開発
・宅地境界と道路部に地盤改良壁を構築して宅地を囲むことで工法を実現

技術の特徴

① 新しい設計法
疑似3次元解析を用いた新しい設計法により複雑な地盤条件に対して最適設計
② 住宅間の超狭所施工法
超小型高圧噴射撹拌式エコタイト工法の開発により幅 80cmの伱間で施工実現
③ 道路部の効率的施工法
小型機械撹拌式スマートコラム工法の開発により 6m幅の街路で施工実現

技術の効果

・厚い粘性土層が存在する地区で、既存宅地に影響を与えず居住した状態で液状化対策を実現
・道路部を機械撹拌方式と矩形高圧噴射の併用により工期22%短縮とコスト28%削減を達成
・宅地と街路の一体化対策が可能となり地震時にインフラが停止せず安心・安全を実現
・供用しながら施工可能なメリットを活かしプラントやコンテナヤード等の BCP へ将来展開予定

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0901土質及び基礎92建築
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