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既設落石防護柵のかさ上げ及び補強工法~ストロンガー工法~

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第 22 回国土技術開発賞 創意開発技術賞

応募者名:株式会社ビーセーフ
技術開発者:〔株式会社ビーセーフ〕 小島 明德
共同開発者:有限会社吉田構造デザイン

技術の概要

■H鋼式落石防護柵は昭和30年代より整備され、多くは更新時期を迎えています。落石が跳び超える高さが低い防護柵や可能吸収エネルギーが不足する防護柵において、既設の落石防護施設を活用することで工事費を抑え、設置延長の多い防護柵の保全工事全体のコスト縮減を可能とした技術です。
■既設のH鋼式落石防護柵を利用して、柵高が不足する防護柵の柵高をアップします。
■既設のH鋼式落石防護柵の可能吸収エネルギーが不足する防護柵は、高強度ワイヤ金網と緩衝金具の設置で防護柵の可能吸収エネルギーを向上させます(実物衝撃実験で検証済)。

既設のH鋼式落石防護柵を活用したかさ上げ工 (柵高アップ)

実物実験の設備

実物衝撃実験(各種18回)

技術の特徴

■既設の落石防護柵を利用することで、コスト削減と環境負荷低減が図れます。
■普通作業員が作業を行い、特殊工具は不要です。
⇒現地加工が無く、補強部材の取付けのみです。
■現地作業は数日のため、従来工法と比較して供用中の道路の交通規制回数が大幅に低減します。
⇒交通規制による渋滞解消が見込まれ、工事期間中の地域住民の利便性低下が避けられます。

かさ上げタイプ

かさ上げ補強タイプ

部分かさ上げタイプ

かさ上げ施工

技術の効果

■従来工法に対して、工期短縮と経済性向上。
⇒現地の実作業期間:66m の場合で約 21 日間。
■供用中の道路の交通規制回数が大幅に短縮。
⇒地域住民や周辺交通への影響を低減。
■既設の活用で、支柱切断作業やコンクリート取壊し作業が不要で産業廃棄物の排出を抑制。
⇒ガス使用による火災防止対策、粉じん対策が不要。
⇒高アルカリ水処理対策も不要。
■特殊機材が不要で、近隣に騒音が少ない。

技術の効果

■従来工法に対して、工期短縮と経済性向上。
⇒現地の実作業期間:66m の場合で約 21 日間。
■供用中の道路の交通規制回数が大幅に短縮。
⇒地域住民や周辺交通への影響を低減。
■既設の活用で、支柱切断作業やコンクリート取壊し作業が不要で産業廃棄物の排出を抑制。
⇒ガス使用による火災防止対策、粉じん対策が不要。
⇒高アルカリ水処理対策も不要。
■特殊機材が不要で、近隣に騒音が少ない。
■部材は防食性能を高め、工場製品で高品質。
■工事中、仮防護工設置が不要⇒間接費低減。

技術の適用範囲

■H鋼式落石防護柵で柵高H=3.5m以下。
■鋼材種別 H-100 ~ H-300 に適用可能。
■既設の落石防護柵の吸収エネルギーを高めたい防護柵。
■既設防護柵が腐食・断面欠損していない。

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0901土質及び基礎
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