ODA(The Project for Evaluation and Mitigation of Seismic Risk For Composite Masonry Buildings in Bhutan)
- 国名 ブータン [協力地域地図]
- 協力期間 2017年4月~2022年3月
- 事業 技術協力
- 課題 都市開発・地域開発
プロジェクトの紹介
ブータンでは、ほとんどの民家と公共施設が伝統建築である版築あるいは割り石積により建てられています。ブータンの伝統建築は地震に弱く、過去に発生した地震で国内の同建築物が倒壊・半壊したことから、伝統建築物の耐震性能向上のための施策が不可欠との認識が広がっています。この協力では、SATREPS(注)事業として、同国の版築・石積建築に関する実効性のある耐震化指針の作成を軸に、既存の災害管理行政の枠組みをベースに教育プログラムの開発・実施を行います。これにより、同国の複合組積建築物の地震減災にかかる政府関係機関の能力強化に寄与します。
(注)地球規模課題対応国際科学技術プログラム
協力現場の様子
キャプション
- キックオフ会議(2017年5月)(写真提供:SATRERPS専門家チーム)
- 版築構造物の引き倒し実験(2017年5月)(写真提供:SATRERPS専門家チーム)
- ブータン国内の地震データを集中管理するため、経済省地質鉱山局内に新たに立ち上げられた国家地震観測室(2017年6月)(写真提供:SATRERPS専門家チーム)
- ブータンの伝統建築物(版築構造)に微動計を設置する専門家チーム(2017年12月)(写真提供:SATRERPS専門家チーム)
- 負荷をかけ壊れる版築構造物を測定する日本人専門家と文化局技術者(2017年9月)(写真提供:SATRERPS専門家チーム)
- 3Dレーザースキャナーを使った版築建物のスキャニング実機訓練(2017年9月)(写真提供:SATRERPS専門家チーム)
- 高地に地震計を設置した日本人専門家と地質鉱山局職員(2017年10月)(写真提供:SATRERPS専門家チーム)
- 石積構造物の引き倒し実験(2017年12月)(写真提供:SATRERPS専門家チーム)
- 第1回合同調整委員会(2018年3月)(写真提供:SATRERPS専門家チーム)
- 標高4千メートル地点の地震計設置作業を手伝う地元住民たち(2018年3月)(写真提供:SATRERPS専門家チーム)