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米国アラスカノーススロープでメタンハイドレートの試掘井掘削を完了

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2019-1-24 JOGMEC独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)は、米国エネルギー省(DOE)傘下のエネルギー技術研究所(NETL)と合同でアラスカノーススロープのプルドーベイ鉱区(Prudhoe Bay Unit:PBU)においてメタンハイドレートの試掘調査を実施し、メタンハイドレートの賦存を確認しました。
 JOGMECは、NETLと合同でアラスカノーススロープのPBUにてメタンハイドレートの賦存を確認するため平成30年12月に試掘井を掘削し、コアサンプルおよび検層データ等の取得を完了しました。
また、当該試験地ではメタンハイドレートの賦存する地層を2層確認し、現在データの解析を行っています。
当該井には温度・音響センサーを設置し、メタンハイドレートの賦存状況等のモニタリングも可能となります。
なお、国際研究協力体制下で進められる本研究プロジェクトは、アラスカ州天然資源局の協力のもと実施しています。
メタンハイドレートは、メタンガスと水が低温・高圧の特定の条件下で氷状に固まっている物質で、主に極地の永久凍土の地底や深海底下の比較的浅い層に存在しています。
本プロジェクトは資源エネルギー庁からの委託事業として実施しています。【補足】
米国エネルギー省(DOE:U.S. Department of Energy)
米国エネルギー技術研究所(NETL:National Energy Technology Laboratory)
プルドーベイ鉱区(PBU:Prudhoe Bay Unit)

NETLニュースリリース(英文)

関連ニュースリリース

メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム(MH21)ウェブサイト

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メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアムについて

メタンハイドレート

平成13年に発表された「我が国におけるメタンハイドレート開発計画」を実現するため、平成13年度、官民学共同のメタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム(通称:MH21)が組織されました。

「我が国におけるメタンハイドレート開発計画」は3段階のフェーズに分かれており、フェーズ1(平成13~20年度)では、東部南海トラフ海域において地震探査・試掘などを実施し、相当量のメタンハイドレートの賦存を確認しました。

フェーズ2(平成21~27年度)では、海底面下のメタンハイドレートをメタンガスとして取り出す技術の開発を目指し、平成25年3月に海洋における初のガス生産実験を実施しました(上写真)。

平成28年度より開始しましたフェーズ3では、2回目の海洋におけるガス生産実験を行うなど、将来の商業化(注)の実現に向けた技術の整備を目標としています。
注:平成30年代後半に民間企業を主体とする商業化のためのプロジェクトが開始されることを想定。

本ホームページは、メタンハイドレートの基礎的なことからMH21の成果など、メタンハイドレート開発に関わることについてご紹介しています。

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0802流体資源の開発及び生産
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