ODA(The Project on Career Development and Entrepreneurship Support Program for International Migrants)
- 国名 ネパール
- 事業 技術協力
- 課題 経済政策
- 協力期間 2023年4月~
プロジェクト紹介
ネパールでは、国内の主要産業が農業と観光に限られ、十分な給与水準を伴う就労機会が少ないことから、出稼ぎ目的の海外就労が急増しています。これに伴い、労働人口が不足していることから、海外で経験を積み、人脈や資金を得てネパールに帰国する人材が国内の産業振興や雇用創出に重要な役割を果たすことが期待されています。しかし、還流人材が習得したスキルが生産性向上や起業に結びついていないことや、労働市場情報に関する統合的システムが存在しないことが課題となっています。
本事業は、ネパールにおいて、日本就労帰国者(学生VISAの渡航者も含む)に対するキャリア開発・起業に資する情報やメンタリングサービスを提供します。これによりネパールの産業振興に資する人材の育成を目指します。
(1)上位目標:
日本就労帰国者を対象としたキャリア開発・起業支援プログラムにより、ネパールの産業振興に資する人材が育成される。
(2)プロジェクト目標:
日本就労帰国者のキャリア開発・起業促進にかかる適時・適切な情報アクセスと能力強化のためのプログラム・体制が構築、運営される。
(3)成果
成果1:日本就労帰国者のキャリア開発・起業に資する情報が収集され、情報を提供する体制が整備される。
成果2:プロジェクトによって任命・訓練されたメンターが、継続的にメンタリングサービスを提供できるようになる。
成果3:日本渡航前・滞日中・帰国後の還流フローの全体にわたるキャリア開発・起業に資する能力強化のための情報アクセスが強化される。
成果4:日本就労帰国者のキャリア開発・起業支援体制を持続的に運営するための体制・能力が強化される。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)