ODA(The Programme for COVID-19 Crisis Response Emergency Support)
- 国名 タイ
- 事業 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題 保健医療
- 贈与契約(G/A)締結 2022年5月
- 供与額 5.0億円
プロジェクト紹介
タイでは、東南アジア地域におけるサプライチェーンの要として、新型コロナウイルス感染症対策と観光業を含む経済活動の再開を両立させるため、水際でのスクリーニングを強化し、空港や陸路国境検疫所における検査能力の向上・迅速化など検疫体制の強化を図っています。しかし、同国のスワンナプーム国際空港では、検査体制は十分に整っているとは言えず、経済活動の再開に伴う人流増加に備え、検査ニーズの増大に対応できる体制整備が課題となっています。また、地方部の国境付近のコミュニティ病院では、機材不足等により十分な検査・診断・治療体制が整っていないため、検査・診断の遅れによる感染者数の急増リスクがあり、また病院の治療体制も不十分であることから、国境付近における水際対策強化のため、病院における検査・診断・治療機材の充実化が喫緊の課題となっています。
この協力では、タイにおいて、検疫・国境管理及び感染症の診断・治療のための機材を整備することにより、検疫体制及び国境付近における将来の感染症の脅威に備えた水際対策としての診断・治療体制の強化を図り、ポストコロナへの備えとして強靭な保健システムの構築に寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)