ODA(The Rural Water Supply and Sanitation Capacity Development Project)
- 国名 タンザニア
- 事業 技術協力
- 課題 水資源・防災
- 協力期間 2007年9月〜2010年7月
プロジェクト紹介
タンザニアでは、人口の約82.5パーセントにあたる約3,430万人が村落部に居住しています。しかし、2010年時点で村落部における安全な水へのアクセスは58.7パーセントに限られており、約1,420万人が汚染の恐れのある水源を使用しています。このような背景の下、同国では、地方部の給水率の向上を目指していましたが、村落給水事業の実施と運営維持管理を国から県へ権限委譲する地方分権化政策が進められていたため、県職員の新規村落給水事業を実施する能力及び給水施設の運営維持管理能力の強化が求められていました。この協力では、対象4州において、村落給水事業に携わる州・県職員に対する研修体制を構築し、また、県の新規村落給水事業を支援する流域管理事務所の水資源データ処理能力強化等を行いました。これにより、対象県の新規村落給水事業実施・村落給水施設の運営維持管理体制が強化され、給水率が改善しました。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)