日本下水道事業団(JS)は、下水道事業への新技術導入制度の一環として、令和7年9月29日付で「余剰汚泥加温型高速消化システム」を
新技術Ⅰ類に選定した。本技術はJSとメタウォーター株式会社が共同開発した中温消化システムで、余剰汚泥の分解速度を向上させることで、従来の約半分の消化日数で安定した処理を実現する。これにより消化タンクの容量を縮小でき、建設および更新コストの大幅な削減が可能となる。JSはこの制度を通じ、地方公共団体の多様なニーズに応えるとともに、優れた技術の円滑な導入を推進している。選定の有効期間は5年間(申請により最長10年まで延長可)で、選定はJSの受託建設事業への適用性を確認したものとなっている。