ODA(Climate Change Mitigation Project in LULUCF Sector)

- 国名 インドネシア
- 事業 技術協力
- 課題 自然環境保全
- 協力期間 2024年10月27日~2027年10月26日
プロジェクト紹介
インドネシアは世界第3位の熱帯林保有国です。同時に巨大な炭素貯蔵庫と呼ばれる最大の熱帯泥炭地保有国であり、世界全体の泥炭地の約36%を保有しているとされています。しかしながら、1970年代前半から森林開発、木材生産等が増加してきた結果、顕著な森林減少、鉱業の進展や農業・プランテーションへの土地転用、森林火災、違法伐採等により、森林率は、1990年の約62%から2015年の約53%へと減少しました。こうした森林伐採、プランテーション開発等は熱帯泥炭地の乾燥を促し、大規模な森林火災の発生及び泥炭分解が進むことにより温室効果ガス(GHG)が大量に放出され、環境面でも問題となっています。
本事業は、インドネシアにおいて、泥炭地からのGHG排出量モニタリングの方法論および持続的な泥炭地利用に資する低炭素技術の方法論やLULUCF(*1)セクターにおけるGHGインベントリ及びMRV(*2)の政策策定・実施の促進を行います。これにより、LULUCF分野のNDC(*3)の達成に向けた気候変動緩和に資する持続的土地管理能力の強化を図り、もって同国のLULUCFセクターのNDC目標達成に向けた取組に寄与するものです。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)

