ODA(Project for reinforcement of the pilot referral systems on detection and treatment of non-communicable diseases at early stages)
- 国名 キルギス
- 事業 技術協力
- 課題 保健医療
- 協力期間 2022年3月~
プロジェクト紹介
キルギスは非感染性疾患(NCDs)の死因に占める割合が約8割となっています。首都ビシュケク及びチュイ州は他州からの搬送者を含め医療機関に患者が集中している上、心血管疾患の死亡者数は、他州平均を大きく上回っており、NCDsの早期発見・診断及び治療が喫緊の課題である。また、一次及び二次医療施設で患者が適切な診断・治療を受けないまま、三次医療施設にリファーされること等が課題となっているため、リファラル体制の強化が求められている。
本事業は、対象地域において臨床ガイドライン/臨床プロトコル(CG/CP)の改定または開発とその適用、NCDs患者リファラル・システムの管理の強化、NCDsスクリーニング及び患者の治療アドヒアランス向上や予防啓発のためのヘルスプロモーションの強化を行います。これによって、国内におけるNCDs の予防/管理施策及び診療サービス強化を図ります。
(1) 上位目標:プロジェクトによる達成事項・成果品がチュイ州内及びキルギス国内の他地 域において NCDs 予防/管理施策及び診療サービス強化に貢献している
(2)プロジェクト目標:チュイ州のパイロットサイトにおいてリファラル体制を含む NCDsの予防/管理施策及び診療サービスが強化される。
(3) 成果
成果 1:適切に改定または開発された臨床ガイドライン/臨床プロトコル(CG/CP)がキルギスの医療従事者に適用される。
成果 2:チュイ州において NCDs 患者リファラル・システムの管理が強化される。
成果 3:チュイ州内パイロットサイトのコミュニティにおいて、NCDs スクリーニングおよび患者の治療アドヒアランス向上や予防啓発のためのヘルスプロモーションに向けた取り組みが強化される。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)