ODA(Project for Promotion of Inclusive Food Value Chain in Santa Cruz)
- 国名 ボリビア
- 事業 技術協力
- 課題 農業開発/農村開発
- 協力期間 2019年6月〜2024年6月
プロジェクト紹介
ボリビアのサンタクルス県は国内農業生産量の70パーセントを生産するなど農業生産の代表的地域です。日本はこれまで同県が持っている高い農業生産ポテンシャルを引き上げるため、1970年代より継続的に支援を行ってきました。その結果、特に畜産(肉・乳)、稲作、果樹において大きな成果を上げています。しかし、国内市場の需要にも十分対応できない不安定な生産基盤、ばらつきの多い農産物の品質・規格、集荷・貯蔵・加工施設の不足、非効率な流通システム、未成熟な販路、不足する市場情報等の課題を抱えているため、国産品の十分な競争力はなく、国内市場においては外国産品が大量に流通しています。本協力では、同県で生産される農産物のうち、国内外市場での比較優位性のある農産物/農産物加工品を対象として、国内外市場での競争力をさらに高めるための生産・流通体制を強化します。
協力地域地図
協力現場の写真
プロジェクト対象地域の市場の様子
プロジェクト対象地域の生産者、自治体関係者への説明会
小規模農家の各家庭で果実酒やジャムへの加工が行われている
収穫した野菜を川で洗うなど、不適切な調製、運搬により農産物の商品価値は失われていく
プロジェクト対象地域での問題分析ワークショップ
本邦研修にて、北海道・十勝地域の農産物高付加価値化、販路多様化の事例を視察
本邦研修での講義・視察の学びをアクションプランに落とし込む