ODA(Project on Establishment of the Model for Fertilizing Cultivation Promotion using Burkina Faso Phosphate Rock)
- 国名 ブルキナファソ [協力地域地図]
- 協力期間 2017年5月~2022年5月
- 事業 技術協力
- 課題 農業開発/農村開発
プロジェクトの紹介 />
ブルキナファソでは農業従事者人口が就労人口の8割を超えており、農業セクターは経済開発にとって重要な産業に位置付けられています。しかし、降雨量は不安定で、土壌肥沃度も低いため農業生産性が低迷しています。アフリカの土壌では作物栽培における主要な養分のひとつであるリンの不足が指摘されており、かつ近年の国際的なリン資源の枯渇により輸入化学肥料の価格も上昇しています。一方で、ブルキナファソは豊富なリン鉱石資源を有しており、これを活用した国産肥料を製造・普及することで農業生産性の向上と生産物販売による農家の所得向上が期待できます。この協力では、在来リン鉱石を活用した施肥栽培促進モデル(肥料製造法、施肥法、直接施用法)の構築を図り、そのモデルが農業・水整備省による農業生産性向上のための取組みの推進に寄与します。
協力現場の様子
キャプション
- リン鉱山訪問。この国の宝だ。(写真提供:(国研)国際農林水産業研究センター)
- リン鉱粉肥料。効果は低く、普及していない。(写真提供:(国研)国際農林水産業研究センター)
- 環境農業研究所所長がJIRCAS来所。プロジェクトへの決意を表明。(写真提供:(国研)国際農林水産業研究センター)
- 農家の現金収入源として期待される野菜の栽培。施肥が不可欠。(写真提供:(国研)国際農林水産業研究センター)
- 市場で販売される主食穀物。(写真提供:(国研)国際農林水産業研究センター)
- 主食の一つソルガム。もっとたくさん実をつけよう。(写真提供:(国研)国際農林水産業研究センター)