ODA(The Market-oriented Agriculture Promotion Project)
- 国名 マダガスカル
- 事業 技術協力
- 課題 農業開発/農村開発
- 協力期間 2023年6月~
プロジェクト紹介
マダガスカルは、2014年以降は政治危機の収束に伴い経済成長は一時安定したものの、2020年に再び成長率は落込み、特に農家の教育・医療・食事等、生活・生計に影響が出ています。この状況下で、同国農業・畜産省(MINAE)は、労働人口の7割以上を占め生活・生計面で厳しい状況下にある農家の所得向上の実現には、農家が市場のニーズやその時々の市場の状況に合わせて生産・販売する能力を持つことが重要とし、市場調査と農業経営の改善に関する能力向上及び、それら活動を通じ自ら考え行動する農家を育成する「SHEP」アプローチに着目しました。
本事業は、マダガスカルにおいて、MINAE配下の全国の農業職業訓練校や技術者養成校を通じSHEP人材層の拡大、農村でのパイロット活動を通じたマダガスカル型SHEPアプローチの形成、外部リソースの動員も含めたMINAEのSHEPアプローチ実施体制の構築を行います。これにより、小規模農家の生計向上を目指します。
(1)上位目標:
SHEPアプローチがマダガスカルの農業普及活動において、適切かつ持続可能な方法で広く実践される。
(2)プロジェクト目標:
SHEPアプローチが、政府の農業普及システムに取り入れられる。
(3)成果
成果1:MINAEおよび CAFPA/EFTA において、SHEP トレーナーの能力が開発され強化される。
成果2:SHEPトレーナーによる普及サービスを通じて、対象地域においてSHEPアプローチの効果が検証される。
成果3:MINAEにおいて、SHEPアプローチに基づく普及サービスを持続的に実施するための方策が確立され、実践される。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)