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空港舗装のPCR算出方法の研究

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2023-11-17 国土技術政策総合研究所

国総研資料 第 1256 号

空港舗装のPCR算出方法の研究

【概   要】
国際民間航空機関第14付属書(ICAO Annex14)では1981年から,航空機が舗装に及ぼす影響を示す指標としてACNが,空港舗装の強度を示す指標としてPCNが用いられており,世界各国の空港管理者はPCNをAIPで公示する必要がある.
2022年にICAO Annex14が改定され,これまで用いられてきたACN-PCN法は2024年11月27日で廃止され,翌11月28日からはACR-PCR法が用いられることとなった.
国土交通省航空局が「舗装強度の公示方法について」を改定するにあたり,著者はICAOが定めた新しいACR算出方法や我が国の空港舗装設計法を考慮した標準的なPCR算出方法を構築することを目的として研究を実施した.
その結果,アスファルト舗装の場合は基準舗装厚と路床の設計弾性係数から,コンクリート舗装の場合はコンクリート版厚と路盤の設計支持力係数からPCRを算出する標準的な方法を構築した.さらに,我が国のオーバーロード運航におけるACR/PCRの目安値も作成した.

【担当研究室】
空港研究部 空港施設研究室

【執 筆 者】
坪川将丈


研究資料全文

全 文

22,533KB

目 次
1. はじめに

2. 舗装強度の公示における留意点
2.1 舗装種別コード,許容タイヤ圧カテゴリー,評価方法コード
2.2 PCR の算出に使用する舗装厚
2.3 AIP 以外の文書等でのPCR

3. アスファルト舗装のPCR 算出方法の検討
3.1 アスファルト舗装のACN とPCN
3.2 ICAO によるアスファルト舗装のACR 算出方法
3.3 ICAO によるアスファルト舗装のPCR 算出推奨方法

3.4 我が国のアスファルト舗装のPCR 算出方法の検討
3.4.1 路床強度カテゴリーの選択方法
3.4.2 路盤を単一層とした場合の等価路盤弾性係数
3.4.3 PCR の試算
3.4.4 PCR 算出方法の検討
3.4.5 PCR 算出方法の妥当性の検証
3.5 まとめ

4. コンクリート舗装のPCR 算出方法の検討
4.1 コンクリート舗装のACN とPCN
4.2 ICAO によるコンクリート舗装のACR 算出方法
4.3 ICAO によるコンクリート舗装のPCR 算出推奨方法
4.4 我が国のコンクリート舗装のPCR 算出方法の検討
4.4.1 路床強度カテゴリーの選択方法
4.4.2 PCR の試算
4.4.3 PCR 算出方法の検討
4.4.4 PCR 算出方法の妥当性の検証
4.5 まとめ

5. オーバーロード運航の目安の検討
5.1 検討方針
5.2 オーバーロード運航許容率
5.3 まとめ

6. 結論
7. おわりに
参考文献
付録 国土交通省航空局:舗装強度の公示方法について(令和5 年10 月)

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