ODA(The Project for WASAC Utility turnaround with KAIZEN approach)
- 国名 ルワンダ
- 事業 技術協力
- 課題 水資源・防災
- 協力期間 2022年3月〜2027年3月
プロジェクト紹介
ルワンダの首都キガリ市及びその周辺地域(キガリ市広域地域)においては、急激な人口増加に伴う水需要の増加に対応できていません。同国では、水衛生公社(WASAC)がキガリ市を含むルワンダ全国での水衛生に携わっており、キガリ市広域地域においては、キガリ市内の3箇所の主要浄水場と送配水管網の維持管理を担っています。しかし、既存の給水システムでは潜在的な需要量に追い付いておらず、24時間連続給水が不可能であり、恒常的にレーショニング・プログラム(計画的な間欠給水)が実施されています。このような状況に対して、日本政府は、将来的な水需要の急増に対して給水を確保し、既存及び新規の給水システムを長期にわたってより効率的・効果的に活用するための包括的なマスタープラン策定を支援しました。同マスタープランでは、2050年を目標年次としてキガリ市広域地域の水需要量を賄うマスターシナリオを作成するとともに、マスターシナリオを達成するための15年投資計画を策定していますが、引き続き同計画を実現していく支援が必要となっています。
この協力では、WASACの財務管理能力の強化・無収水削減の実現・効率的な施設の運営・維持管理の強化を支援することで、WASACが上水道マスタープランを実施していくための計画・実施能力強化を図り、信頼のおける持続的な給水サービスの提供に寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)