ODA(Project for Strengthening Horticultural Crop Value Chain through Food Safety Approach)
- 国名 ミャンマー
- 事業 技術協力
- 課題 農業開発/農村開発
- 協力期間 2021年1月〜2024年12月
プロジェクト紹介
ミャンマーでは、農業が主要産業である農村部と都市部の間の貧困格差が生じており、農業の生産性向上と農産物の付加価値向上を通じた農家の所得向上が求められています。しかし、同国では、小規模農家が多く、農家の営農の知識や技術の不足に加えて、農民の組織化が進まず、中間流通業者等との価格交渉力がない、農産物価格に関する市場情報を持っていない、肥料や農薬等の農業投入資機材の価格高騰に対して農家の金融へのアクセスが限定的であること等が課題となっています。また、模造品等の違法農薬の流通、薬効に関する正確なデータの不足、残留農薬検査の未実施、更には農家の農薬利用に関する知識の欠如により、栽培段階における農薬の過剰投入による国民の「食の安全」に対する脅威も高まっています。
この協力では、パイロットサイトにおいて、食の安全性を含めた市場の需要に応えられる質の高い農作物の生産、流通、マーケティング面の技術指導および同国政府の体制強化支援により、農家の所得向上につながる園芸作物バリューチェーンの構築を図り、同国全土における園芸作物バリューチェーンの普及に寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)