ODA(The Project for the Improvement of Substations in Lilongwe City)
- 国名 マラウイ
- 事業 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題 資源・エネルギー
- 贈与契約(G/A)締結 2021年10月
- 供与額 28.91億円
プロジェクト紹介
マラウイの電化率は、11パーセントとサブサハラ・アフリカの平均値35パーセントと比較しても極めて低く(Population and Housing Census, 2018年)、またピーク時の電力需要は発電設備容量を超えており、発電能力の増強が最優先の課題となっています。また、送変電設備に関しては、多くの変電所の変電能力が既に限界にきており、老朽化も激しく、将来の電力供給量の増加に送配電設備が対応できないことが見込まれています。特に首都リロングウェ市近郊のカネンゴ変電所とオールドタウン変電所では、設備の老朽化によるトラブルが停電回数の増加を引き起こし、住民の不満の蓄積、運用・保守費用の急激な増加、産業集積地域に対する電力供給制限に伴う経済的な損失の拡大に繋がっているなど各種問題が顕在化しています。この協力は、首都リロングウェ市に位置するカネンゴ変電所とオールドタウン変電所において、変電設備を改修することにより、産業集積地域及び市内中心部への電力供給力の向上を図り、各種産業の活性化や外国企業誘致の促進並びに市民生活の改善に寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)