2022-02-15 株式会社IHI,農研機構,福島県農業総合センター
概要
急勾配法面における草刈作業は刈払機を用いて人手により行われる場合が多く、法面での作業となるため姿勢が不安定で、作業中の転倒・転落事故が多く発生しています。また、中山間地域は平地に比べて法面等耕作地周辺の面積割合が高く、その管理作業が生産者の大きな負担となっており、作業者が安全な場所から効率的に草刈作業を行える草刈機の開発が要望されていました。
このため、(株)IHIアグリテック(本社:北海道千歳市)、農研機構(本部:茨城県つくば市)及び福島県農業総合センター(本部:福島県郡山市)は、リモコン操作で1m を超える雑草の繁茂した急勾配法面で作業を行うことができるハンマーナイフ式の草刈機について共同研究を行い、現地試験等の結果、市販の草刈機(リモコン式、歩行型、刈払機)の2倍以上の作業能率で草刈りを行うことができました。(株)IHIアグリテックでは、2022 年6月に市販(台数限定)を開始する予定です。