ODA(Project for Strengthening Government Capacity for Using Digital Technology and Data)
- 国名 ブータン
- 事業 技術協力
- 課題 保健医療
- 協力期間 2023年2月
プロジェクト紹介
ブータンは国民の幸福感や伝統的な文化を維持しつつ、地理的・気候的条件を活用した水力発電事業や農業などを中心に発展してきた国です。一方、農業離れが顕著な若年層の失業率の増加や頭脳流出、 生活習慣の変化による糖尿病の増加などの社会課題があります。
この解決の糸口の一つとして、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に期待がされています。医療・健康データの蓄積及びそれを活用したサービスを検討・実証することにより、データ活用基盤の構想に基づいた保健医療サービスの質向上と拡充を図り、国民総幸福度の向上を目指します。
【上位目標】
国民の多様な幸せ(GNH/Well-being)の実現のための保健医療データの利活用が促進される。
【プロジェクト目標】
事業で新たに構築されるデジタルヘルスプラットフォーム上に蓄積される保健・健康関連データ(保健データ)の利活用によりデジタル保健医療サービスの拡充及び質の向上が達成される
【成果】
成果1
[分析] 保健データ利活用に係る現状及び課題・可能性が整理される。
成果2
[立案] ブータンデジタルヘルス戦略、及び具体的な保健データ連携基盤の整備計画(要件定義)が策定される。
成果3
[実証] 保健データ連携基盤の機能がデータ収集・蓄積・利活用の試行実施を通じて検証される。
成果4
[構築] 保健データ連携基盤及び利活用の実施枠組みが構築される。
成果5
[普及・成長] 保健セクターを端緒としたデータ利活用の促進により、次世代の成長に向けたイノベーティブな取組みが実施される
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)