ODA(Southern Chattogram Regional Development Project)
- 国名 バングラデシュ
- 事業 有償資金協力
- 課題 都市開発・地域開発
- 借款契約(L/A)調印 2022年6月
- 借款契約額 324.6億円
プロジェクト紹介
バングラデシュは、順調な経済成長を遂げる都市部の貧困率に比べ、コックスバザール県を含む農村部の貧困率は依然として高く、地方開発はバングラデシュ政府の重要な政策課題となっています。コックスバザール県を含む南部チョットグラム地域では、ベンガル湾産業成長地帯構想に基づき、日本政府による「マタバリ港開発事業」(円借款)等の重要インフラ事業を含む総合開発が計画されており、コックスバザール県は同開発の拠点として将来的にバングラデシュの成長を牽引する地域となることが期待されています。しかし、コックスバザール県及び周辺地域では、同開発に伴う人口流入が予測され、通行車両の増加による道路状態の悪化や交通渋滞、水処理・供給のひっ迫や廃棄物増加による住民への社会サービス低下等基礎インフラの不足に起因する問題が深刻化することが強く懸念されています。また、ミャンマーと国境を接するコックスバザール県には、ミャンマー・ラカイン州からの避難民流入による影響が顕在化しています。
この協力では、南部チョットグラム地域において、基礎インフラの整備等を行うことにより、地域住民の利便性及び生活の質の向上を図り、対象地域の経済成長及び格差是正に寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)