ODA(The Project for the Improvement of Solid Waste Management in Juba)
- 国名 南スーダン
- 事業 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題 環境管理
- 贈与契約(G/A)締結 2021年10月
- 供与額 7.80億円
プロジェクト紹介
南スーダンの首都ジュバ市は、2011年の独立以降の著しい人口増加に伴い、一般廃棄物発生量も2020年時点の推計値(約430トン/日)から大幅に増加すると見込まれています。同市では、度重なる暴動やそれに伴う財政難の影響を受け、廃棄物管理に関する機材の不足は深刻で、現在収集・運搬されているのは市場ごみ及び商業ごみ(多量排出事業者)等の事業廃棄物のみで、一般家庭ごみは収集されておらず、市内の廃棄物収集率は10パーセント程度と推定されています。最終処分場の施設や重機も破壊されたために管理が行き届かず、無秩序なオープンダンプがなされています。未収集の廃棄物は野焼きや河川への投棄など不適切な処理がなされ、特に低所得者居住地域を中心に衛生環境の悪化や健康被害の発生等が危惧されています。この協力は、同市において廃棄物の収集・運搬・最終処分に必要な機材及び重機の整備を通じ、廃棄物管理能力の強化を図るとともに、地方自治体による廃棄物の適正かつ持続的な管理体制を構築することにより、廃棄物管理に係る法令の着実な施行に寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)