ODA(The Project for Improvement of Water Supply Management of Bee Timor-Leste)
- 国名 東ティモール
- 事業 技術協力
- 課題 水資源・防災
- 協力期間 2021年11月〜2024年11月
プロジェクト紹介
東ティモールでは、2011年7月に発表した「国家開発戦略」において、2030年までに全国民が安全な水にアクセスできるようにするため、ディリ市及び12県の都市部で24時間給水を達成する目標を掲げています。しかし、24時間給水を達成するためには、公共事業省水道局(DNSA)が運転維持管理を行っている浄水場やポンプ設備の施設の不具合、管路の老朽化や漏水、運転維持管理等にかかわる人材の不足や料金徴収制度の改善等の多くの課題が残されています。これらの課題に対して、日本は2000年代には無償資金協力、2008年以降は技術協力プロジェクト及び専門家派遣を通じて同国の水道事業に協力し、一部の地区の24時間給水化が行われるまでになりました。このような中、公共事業省では、水道分野の改善の取り組みとして、水道事業の公社化及び組織再編を行い、2021年1月にはDNSAから東ティモール水道公社(BTL)に水道事業を移管しました。その結果、水道経営の基盤が整いつつありますが、公社としての歩みを固めるうえで、施設運転・維持管理、料金徴収、人材育成などの課題が山積しています。この協力ではBTLの人材育成能力、顧客管理能力、水道事業モニタリング能力、維持管理能力等を強化し、BTLの事業運営改善の基盤整備を図り、ディリ市の給水サービスの改善に寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)