ODA(Integrated Energy and Power Master Plan Project)
- 国名 バングラデシュ
- 事業 技術協力
- 課題 資源・エネルギー
- 協力期間 2021年6月〜2024年1月
プロジェクト紹介
バングラデシュでは、堅調な経済成長に伴って一次エネルギー需要が2007年から2017年の10年で約1.5倍に増加(IEA 2017)しており、今後も増加が見込まれる中、エネルギー供給構造の転換点を迎えています。一次エネルギー源の約6割を依存していた国産天然ガスの生産量が減少する中、2018年には液化天然ガス(LNG)の輸入が開始され、今後もLNG輸入量が大幅に増加する計画となっています。また、同国は人口密度が高く用地確保が容易でないため大規模な太陽光発電等の再生可能エネルギーの導入余地は限定されるとみられています。これまで同国政府は、電力システムマスタープラン、省エネマスタープラン、及びガスセクターマスタープランといった、エネルギーサブセクター毎の長期計画を策定してきましたが、これらを見直し、取りまとめた国全体としての統合的なエネルギー開発方針を策定し、低・脱炭素社会実現に向けてより具体的かつ実効性のある対応策の強化・実施が求められています。この協力は、同国において、統合エネルギー・電力マスタープランの策定支援を行うことにより、エネルギーの安定供給及び経済合理性の確保を前提としつつ、低・脱炭素エネルギー需給システムの構築に寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)