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WILLER TRAINS宮津線の重大インシデント[本線逸走に係る鉄道重大インシデント)](令和2年10月4日発生)

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2021-08-26 運輸安全委員会

概要

報告書番号:RI2021-1-1
発生年月日:2020年10月04日
区分:鉄道
発生場所:宮津線 丹後由良駅~栗田駅間(単線)[京都府宮津市]西舞鶴駅起点18k500m付近
事業者区分:中小民鉄
事業者:WILLER TRAINS株式会社(法人番号 1120001185166)
事故等種類:本線逸走(鉄道事故等報告規則第4条第1項第4号の「列車又は車両が停車場間の本線を逸走した事態」に係る鉄道重大インシデント)
都道府県:京都府

概要:
WILLER TRAINS 株式会社の宮津線西舞鶴駅発豊岡駅行き下り普通第249D列車の運転士は、令和2年10月4日(日)、21時04分ごろ、丹後由良駅~栗田駅間を速度約68km/hで惰行運転中、「ボスン」という鈍い音が聞こえた後、ブレーキの効きが通常より悪かったため、非常ブレーキを使用して列車を停止させた。
運転台の圧力計等の計器を確認したところ、元空気タンク内の圧力が0kPaであることを認めた。転動防止を行おうとしたところ列車が動き出したため、運転士は保安ブレーキと車掌弁を使用したがブレーキが効かず、列車は栗田駅を通過した後、再度一時的に停止した後に逆走し、栗田駅から豊岡駅方約206mの地点に停止した。
列車には、乗客3名及び乗務員2名が乗車していたが、負傷者はいなかった。

原因:
本重大インシデントは、列車が右側面から前台車後軸の前方に侵入してきた動物と衝突してブレーキシリンダにつながる配管が折損し、元空気タンクからブレーキシリンダ間の圧縮空気が全て漏気してしまったため、元空気タンク、供給空気タンク及び保安空気タンクに蓄えられた圧縮空気がなくなり、各車輪に押し付けている全ての制輪子が緩解し、常用ブレーキと保安ブレーキ両方が機能しなくなったことにより、非常ブレーキで下り勾配区間内に一旦停止した列車が逸走したものと推定される。
ブレーキシリンダにつながる配管が折損したことについては、配管が車体側面に近い位置でブレーキシリンダの下側に張り出しているため、右側面から前台車後軸の前方に侵入した動物との衝突を防ぐことができず、進行方向と逆向きに付け根部分で曲がったと考えられる。

死傷者数:なし
公表年月日:2021年08月26日
報告書(PDF):公表説明資料

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