ODA(Capacity development for NIHE to control emerging and re-emerging infectious diseases)
- 国名 ベトナム
- 事業 技術協力
- 課題 保健医療
- 協力期間 2006年3月〜2010年9月
プロジェクト紹介
ベトナムは、2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)や2004年の高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)など、様々な新興感染症の脅威に晒されてきました。このような状況の下、日本政府は無償資金協力により、これらの高危険度病原体を扱う国際基準バイオセーフティレベル3(BSL-3)の実験室を同国で初めて国立衛生疫学研究所(NIHE)に設置しました。本協力では、NIHEのBSL-3実験室運用能力の強化、地域研究所や省予防医療センターなどの他機関におけるバイオセーフティ及び診断能力の強化を図りました。その結果、NIHEは、国際基準に沿ったBSL-3実験室において高危険度感染症病原体を検査する能力を獲得し、NIHEの実験室ネットワーク及びその他の検査機関においても、高危険度感染症病原体の検査能力が強化され、高危険度病原体により発生する感染症の流行の制御に寄与しました。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)