2020-09-08 国土技術政策総合研究所,岐阜大学
道路は、災害が発生しても、可能な限り安全・快適に走行できる機能を保つこと、また一時的にその機能を失っても、早期に回復させることが求められます。
国総研では、このような機能を持たせるための対策を検証するため、すなわち災害時の被災状況(路面段差の発生等)の再現や抑制方法等の検証を行うため、本年、『道路基盤構造実験施設』を構築しました。
国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学は、上記検証の一環として、国総研からの受託研究において舗装の段差抑制効果評価実験を、同施設にて 8/24~9/3 にかけて実施しました。
本実験では、高さ 6m・長さ 22m・幅 6m の補強盛土上に新しく開発した補強材を敷設した舗装を構築し、盛土の一部を沈下させて、段差発生に伴う舗装への影響ならびに段差抑制効果を確認しました。
ここで得られた知見は、災害を経験しても安全・快適に走行できる道路構造に役立てることが期待されます。
実験結果につきましては、動画※を公開するとともに、後日、研究報告書として公表する予定です。