ODA(Project for Formulation of Comprehensive Development Plan for Bhutan 2030)
- 国名 ブータン [協力地域地図]
- 協力期間 2017年12月~2019年1月
- 事業 技術協力
- 課題 都市開発・地域開発
プロジェクトの紹介
ブータン政府は、農村と都市のバランスの取れた開発を政策目標に掲げて進めていますが、近年は若年層を中心として、農村部から都市部への人口移動が顕著となっています。そのため、農村部では若い働き手が減少し、休耕地の拡大や公共サービスの担い手の不足が見られる一方で、都市部においては十分な雇用がなく、若年層の失業に伴う社会問題が発生しています。このような国家レベルの人口分布の不均衡に伴う問題を解決していくためには、包括的な開発計画が必要であり、この協力で、2030年を目標年次とする全国総合開発計画を作成します。これにより都市と地方間のバランスの良い開発が促進され、国民総幸福量が最大化されることに寄与します。また、2030年は持続可能な開発目標(SDGs)の目標達成年であり、SDGs達成に向けた基本計画としても期待されます。
協力現場の様子
キャプション
- 課題:首都ティンプーでは、急激な車の台数増加に伴い、渋滞が恒常化しつつある(写真提供:Ryohei IKEDA)
- 課題:村落部では、耕作放棄地や空き家が増加傾向にある(写真提供:Ryohei IKEDA)
- 課題:道路拡張工事は恒常的に行われている(写真提供:Ryohei IKEDA)
- 地方の風景:観光資源の一つ、タクサン・ゾンのお寺(写真提供:Ryohei IKEDA)
- 地方の風景:中継都市ランジュンの街並み(写真提供:Ryohei IKEDA)
- 地方の風景:美しい棚田が広がる(Lobesa)(写真提供:Ryohei IKEDA)
- 道沿いの風景:道路での斜面崩壊処理、解放間際(写真提供:Ryohei IKEDA)
プロジェクト概要(JICAナレッジサイト)