ODA(Project for ICT Engineers Development for the Promotion of the ICT Industry and New Innovations)
- 国名 バングラデシュ
- 事業 技術協力
- 課題 情報通信技術
- 協力期間 2023年11月~
プロジェクト紹介
バングラデシュは近年、著しい経済成長を遂げているものの、縫製業が輸出の約8割を占める
など、持続的な成長を実現するためには、産業の多角化が不可欠です。政府の「第8次五ヶ年計画」(2020年~2025年度)においては、ICTセクターを産業多角化の重点分野と位置付けているものの、現時点では同産業のGDP寄与率は全体の1%未満にとどまっています。ICT産業の競争力強化に向け、産業界や国際市場のニーズに対応できる高い技術力を持ったICT技術者の育成を国策として推進することが求められています。
本事業は、バングラデシュにおいて、ICT産業界が中堅エンジニア層に求める実践的スキルを特定し、研修の開発と実施を行うと共に、高等教育機関における関連科目の試行的導入、今後の高等教育への提言を行うことで、同国のICT産業を担う実践的人材育成の枠組みを形成し、もって同国のICT産業人材育成に寄与する。
【上位目標】
プロジェクトにて開発された枠組みにより、ICT産業を担う実践的な人材が持続的に育成される。
【プロジェクト目標】
バングラデシュの ICT産業を担う実践的な人材育成の枠組みが形成される
【成果】
成果 1
産・官・学から成るワーキンググループによって、ICT産業界が求めるエンジニアスキルが特定される。
成果 2
成果1で特定されたスキルを中心とした実務者向けのICT研修コースが、産(民間企業)・学(大学)の協働により整備され、実施される。
成果 3
一部の大学において、成果2をベースとした科目が試行実施されると共に、ICT産業人材育成に係る高等教育機関の役割及び貢献にかかる提言がなされる。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)