ODA(Project for Supporting the Advancement of Energy Matrix Transition)
- 国名 エクアドル
- 事業 有償資金協力
- 課題 資源・エネルギー
- 借款契約(L/A)調印 2020年1月~
- 借款契約額 112.41億円
プロジェクト紹介
エクアドルは原油産出国でありながら国内に十分な石油精製設備を有さないため化石燃料は輸入に依存しています。このため、エクアドルの国家開発計画においてエネルギー構造転換(火力から再生可能エネルギーへの切替え)を掲げ、燃料輸入減によるマクロ経済安定、燃料補助金削減による財政収支改善を目指しています。 政府は、エネルギー構造転換の柱として豊富な水力資源を活用した水力発電施設の建設を進めています。
本事業は、送配電網の拡張・増強及び省エネ促進プログラムを実施することにより、再生可能エネルギー(水力)へのアクセス拡大及び安定的な電力供給、並びに省エネ化に向けた取り組みの促進を図ります。これをもってエクアドルのエネルギー構造転換の促進及び持続的な経済発展への寄与を目指します。
なお、本案件はドル建て借款であり、借款金額は70百万米ドル。2024年7月のJICAが用いる為替レート(1米ドル=160.581000円)に基づき換算すると112.41億円。
【事業目的】
本事業は、送配電網の拡張・増強及び省エネ促進プログラムを実施することにより、再生可能エネルギー(水力)へのアクセス拡大及び安定的な電力供給、並びに省エネ化に向けた取り組みの促進を図り、もってエクアドルのエネルギー構造転換の促進及び持続的な経済発展に寄与するもの。
【事業内容】
1)送電網の整備:5サブプロジェクト
(送電網拡張・増強:送電線整備合計約 60km、変電所新設・拡張 5 ヶ所)
2)配電網の整備
①配電網の改善・拡張・増強:83サブプロジェクト
②世帯の電化:JICA融資対象外
③一次産業の電化:49サブプロジェクト
3)コンサルティング・サービス
①省エネ促進支援
②組織能力強化
③事業実施体制強化、監査、評価
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)