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バングラデシュ:稲の安全性と高栄養価に貢献する育種および水管理技術の開発プロジェクト

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ODA(The Project for Development of Breeding and Water Management Technologies for Safe and Nutritious Rice Production)

BAU内のプロジェクトの実験圃場

国名 バングラデシュ
事業 技術協力
課題 農業開発/農村開発、保健医療
協力期間 2022年9月1日~2027年8月31日

プロジェクト紹介

バングラデシュではコメを主食としており、世界第二位の消費国となっています。しかし、食糧の多くをコメに頼ることで、「隠れた飢餓(Hidden Hunger)」、すなわちカロリー的には充足されていても人間の体にとって必要な栄養素が取れない状況となってしまいます。特に、鉄、亜鉛といった微量栄養素の欠乏は開発途上国の多くの地域で深刻な問題となっています。
さらにバングラデシュではこの問題に加え、毒性元素による健康問題も大きな問題となっています。地下水を汲んで水田で栽培されるコメには、多くのヒ素が含まれているからです。
こうした課題に立ち向かうべく、日本とバングラデシュの研究者が協力し、微量必須元素が含まれるコメの品種の開発と、ヒ素の蓄積が少なくなるような稲作栽培方法の研究と普及を行うため、本プロジェクトが立ち上がりました。
(1)上位目標:
稲の育種および水管理によりバングラデシュにおいて安全性および栄養価の高い食糧生産が促進される。
(2)プロジェクト目標:
安全性と栄養価向上に貢献する稲の育成およびコメ中ヒ素を低減させる栽培方法にかかる技術が確立する。
(3)成果
成果1:バングラデシュ稲品種および変異原処理された稲の解析を通してコメ中元素(ヒ素、鉄、亜鉛)の蓄積に関与する遺伝子が同定され、そのDNA マーカーが作成される。
成果2:変異原処理されたバングラデシュ稲品種から有望系統が確立される。
成果3:デモンストレーション圃場において収量を維持しつつコメ中ヒ素を低減する栽培方法が確立される。
成果4:コメ中ヒ素を低減する栽培方法のモデルサイト内外への普及が促進される。

事業評価

評価結果

(出典:外務省ODAホームページ、JICA)

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