ODA(Industrial Human Resources Development Project)
- 国名 タイ
- 事業 有償資金協力
- 課題 教育、民間セクター開発
- 借款契約(L/A)調印 2020年3月
- 借款契約額 94.34億円
プロジェクト紹介
タイの製造業はタイの経済成長をけん引する重要産業です。しかし、近年はGDP成長率が2016~2018年には平均3.8パーセントに留まるなど、経済成長の伸び悩みが見られています。それに対して、タイ政府は、2016年に長期開発ビジョンとして「タイランド4.0」を掲げ、従来の労働集約型産業から次世代自動車やスマート・エレクトロニクス等の知識集約型産業への転換を図り、電子化、自動化、電動化などの先進技術を活かした生産性向上とイノベーションを進展させることにより「中進国の罠」の回避を目指しています。そのためには専門性を備えた実践的なエンジニアの育成と産業界への輩出が必要なため、同国政府は、日本の高等専門学校(高専)を同国に導入することを閣議決定し、2019年5月には、第1校目の高専であるモンクット王工科大学ラカバン校付属高等専門学校を開校しました。本協力はバンコクにおいて、2校の高専を設立・運営し、日本の高専と同水準の高専教育を提供すること、及び日本の高専への留学機会を提供することにより、実践的でイノベーティブなエンジニアの育成を図り、持続的な経済発展を目指します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)