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交通渋滞と炭素排出を回避する「話せる」コンクリート (‘Talking’ concrete could help prevent traffic jams and cut carbon emissions)

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2023-03-13 アメリカ合衆国・パデュー大学

交通渋滞と炭素排出を回避する「話せる」コンクリート (‘Talking’ concrete could help prevent traffic jams and cut carbon emissions)

・ パデュー大学が、新設のコンクリートをモニタリングして、その強度・成熟度をはじめ様々な特性を正確に一括測定できるセンサー技術を開発。

・ 同センサーはコンクリート打設時に直接埋め込められ、コンクリートの強度や修理の必要性の有無等に関する正確なデータをスマートフォンのアプリを介してエンジニアにリアルタイムで送信する。建築時間の節約、道路の持続可能性の向上に加え、カーボンフットプリントの低減が期待できる。

・ スタートアップの WaveLogix による製品である REBEL Concrete Strength Sensing System として年内に販売される予定。WaveLogix は、同センサーの大量生産に向けて 2021 年に設立された。

・ WaveLogix では、コンクリートに混ぜるセメントの使用量の低減によるカーボンフットプリントの低減を目標に、同センサーが全国の高速道路から収集するデータに基き、AI の利用によるコンクリートの配合設計の最適化も同時に進める。コンクリートの増強に多量に使用されるセメントが、舗装の早期亀裂を招いている。

・ インフラの修復で起こる交通渋滞により、年間 40 億時間と 30 億ガロンの燃料が浪費されている。これは主にコンクリートの強度レベルに関する知識・理解の不足に起因する(例えば交通負荷に対応できる、建設直後のコンクリート強度達成のタイミング等)。コンクリートの早期の破損は頻繁な修理を招く可能性がある。

・ 米連邦高速道路局(FHW)のデータによれば、米国の道路のうちコンクリート舗装は 2%を下回るが、米国の州間高速道路システムの約 20%を占めている。.コンクリートの州間舗装を有する米国の州の半数以上が、同センサーを導入するための連邦道路局の共同基金調査への参加に同意しており、 数ヶ月後の研究開始と共にさらに多くの州が参加する見込み。インディアナ州とテキサス州は、高速道路舗装プロジェクトで同センサーの試験運用をすでに開始している。

・ 同 セ ン サ ー 技 術 の 特 許 を 出 願 し た Purdue Research Foundation Office of Technology

Commercialization が同センサー技術のライセンスを展開。同センサー技術は、Fast Company 誌で

「Next Big Things in Tech for 2022」の一つに挙げられ、American Society of Civil Engineers による 2021

Report Card for America’s Infrastructre では、「Gamechangers」の一つに選ばれている。

URL:

‘Talking’ concrete could help prevent traffic jams and cut carbon emissions
An increasing number of U.S. interstates are set to try out a Purdue University invention that could save millions of ta...

<NEDO海外技術情報より>

関連情報

REBELTM Concrete Strength Sensors

URL: https://wavelogix.tech/products/?_ga=2.54412840.1406546307.1679272962-

64792800.1679272962

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