2023-03-29 中日本高速道路株式会社,中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋株式会社
NEXCO中日本と、グループ会社である中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋株式会社は、株式会社 近代化成と共同で、短時間で安全に施工できる床版防水材「ハイウェイ・スラブボンド」を開発しましたのでお知らせいたします。
「ハイウェイ・スラブボンド」は、現場で加熱・溶解することなく、塗布するだけの施工により養生時間を省略できる特徴があり、従来の床版防水材では課題であった交通規制時間内での品質や作業性、安全性を解決した製品です。
この製品の導入により、高速道路での作業効率が向上することから、交通規制時間の削減が期待されます。また、作業の省力化、安全性が向上することから、作業環境の向上に寄与することも期待されます。
今後は、小規模な舗装補修作業において全面展開していくことを目指していきます。
開発の背景・目的、本製品の特徴
高速道路の橋梁床版の老朽化に伴い、舗装に穴(ポットホール)が開くなどの損傷が発生しています。 (図-1)
このような損傷を補修する際には、舗装や床版防水材の除去・復旧が必要となりますが、従来の床版防水材を用いた施工では表‐1のように安全性・作業性・品質管理に課題があります。
このような課題に対応するために、現場で加熱・溶解することなく塗布するだけで、養生時間を省略できる床版防水材を開発しました。
※1 床版防水層(グレードⅠ)とは、高速道路会社が定める所定交通規制時間内で施工する場合に短時間で施工可能な材料規格
床版防水材を本製品に変えることで、補修面積が2㎡の場合、床版防水材の施工時間が従来の約3時間から約0.5時間となり約2.5時間短縮(約8割短縮)することが可能になりました。
本製品は、施工規模が少量で機械施工よりも人力施工の現場において、利用していきます。
<参考>
本製品は当社以外の現場でもお使いいただけるため、販売もさせていただきます。
販売価格:114,000円/30kgセット(主剤15kg・硬化剤15kg)税抜き
販売者:中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋株式会社
連絡先:営業戦略部