2023-03-23 国土地理院
電子地形図50000のインターネットによる提供を4月28日(金)に開始します。
電子地形図50000は、ユーザー側で複数の地図表現の切り替えが可能な、鮮度の高い電子地図となっており、地理教育など様々な用途にご利用いただけます。
概要
電子地形図50000は、「国土や地域を総合的・俯瞰的に捉える」ことを目的としたもので、電子国土基本図などからの自動処理を活用して作成した鮮度の高い地図であり、「電子地形図25000」「電子地形図20万」に次ぐ3種類目の新しい電子地形図となります。
4月28日(金)に提供を開始する範囲は、試作図を公開した「岸和田」、「上高地」、「松之山温泉」、「札幌」の4面と、広島地域の16面、合わせて20面です(資料-1参照)。
価格は1面280円(税込)で、日本地図センターHPよりオンラインで購入できます。
形式は今回はじめてレイヤー付のGeoPDFを採用し、「注記・記号」「傾斜量図」「陰影起伏図」などそれぞれの表示・非表示をユーザー側で切り替えることが可能です。
地形表現を用途に合わせて選択したり、地理教育などを目的とした書き込み用の注記・記号なしの地図を作成したり、といったカスタマイズが可能です(資料-2参照)。
これらの機能は、Adobe Readerを用いて誰でも簡単にご利用いただけます。
Adobe Readerを利用したレイヤー表示の例(図中赤四角で示したアイコンをクリック)
今後は、3か月ごと(4、7、10、1月)に順次提供していき、令和7年度内の全国整備を目指します。
技術的な詳細や仕様、その他試作図からの変更点などは<電子地形図50000HP>をご確認ください。
資料
- 資料-1 電子地形図50000の整備範囲[PDF形式:316KB]
- 資料-2 PDFレイヤーによる地図表示の選択例[PDF形式:512KB]
- 資料-3 「広島」の表示例(傾斜量図を表示、A3出力で原寸の約62%)[PDF形式:4.21MB]
問い合わせ先
国土交通省国土地理院 基本図情報部基本図課
課 長 小澤 安二
課長補佐 北浦 一輝