ODA(Project for Improving Primary Health Care through Strengthining Family and Community Health Model (MOSAFC))
- 国名 ニカラグア
- 事業 技術協力
- 課題 保健医療
- 協力期間 2020年12月〜2025年5月
プロジェクト紹介
ニカラグアでは、農村部での母子保健指標の改善の遅れが国内格差を生んでおり、また平均余命の延伸、食習慣や生活様式の変化に伴い、がんや心血管疾患といった非感染性疾患(NCDs)の全死因に占める割合が高くなっています。このような状況の中、同国政府は、医療サービスが十分に行き届かない地域において、地域の医療関係者をネットワーク化し、住民のニーズの把握や保健サービスへの改善を図るプライマリーヘルスケア(PHC)の基礎となる地域保健モデル「家庭・地域保健モデル(MOSAFC)」を導入しました。しかし、同モデルは実践に必要な体系化されたモニタリングや指導の手法が確立していませんでした。これに対して、日本政府は技術協力を通じて、母子保健に係るMOSAFCの体系的な運営・指導手法とその体制を「MOSAFC強化手法(母子保健)」として実証・確立しました。
この協力では、対象地域において、保健省保健サービス総局によるMOSAFC強化手法の実践、モニタリングや運営指導の拡大、並びに全国普及に必要な能力強化を行うことにより、PHCサービス利用の向上を図り、MOSAFC強化手法が普及された地域において、PHCサービス利用者の健康状態の改善に寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)