ODA(Project for Capacity building for Local Disaster Risk Reduction and Management Plan in Tehran to promote disaster resilience in the Islamic Republic of Iran)
- 国名 イラン
- 事業 技術協力
- 課題 水資源・防災
- 協力期間 2022年5月〜2025年5月
プロジェクト紹介
イランでは、自然災害の内、特に地震災害が頻繁に発生しており、十数年毎に数万人単位の犠牲者を出しています。このような状況の中、同国では、経済活動の活発化に伴い、特にテヘラン市域の拡大や新たな建築物の建設による地震災害のリスクは高まっており、2004年に策定したテヘラン市の地震防災マスタープランを更新する必要があります。また、中央防災機関である内務省国家災害管理機構(NDMO)の果たすべき役割を明確化し、全国の市の防災計画の策定や防災への事前投資を促進するため、内務省都市地方管理機構(MRMO)やテヘラン市災害減災管理機構(TDMMO)、住宅都市開発省(MRUD)等の関係省庁との調整能力を向上させ、将来の地震による被害を軽減させることが喫緊の課題となっています。TDMMOは、日本政府の1999年からの協力を通じ、災害後の救援活動(レスポンス)のみならず、他機関と協力しながら事前の耐震対策や発災前の準備活動も担っており、災害対応時のオペレーションセンターも含め、イラン国内の防災機関では一番の実力を備え、他市への指導も実施していています。
この協力では、テヘラン市地震防災マスタープランの更新により市防災計画策定に係る技術移転や防災情報の共有能力強化、仙台防災枠組指標モニタリング法の開発を通じ、テヘラン市災害減災管理機構(TDMMO)と関連機関の防災対策実施能力を強化することで、テヘラン市災害減災管理機構(TDMMO)と関連組織における仙台防災枠組の推進体制強化に貢献にします。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)